レンチキュラーレンズ加工
両眼視差を利用したレンチキュラー(3D)印刷
当社の精巧なレンチキュラーレンズは立体的かつ奥行きのある動的な動きの表現が可能です。
では、なぜこのように3D(立体)的に見えるのでしょうか。
その理由は人間の両眼視差(右目と左目で見える映像位置のずれ)とレンチキュラーレンズを利用することで平面の印刷物を立体的で動きのある表現に仕立て上げることが可能となります。
両眼の視差は近くの物ほど大きく、遠くの物ほど小さくなるという性質を持っています。
このずれを脳が検出し距離に置き換えることで立体的な物体として認識することになります。
レンチキュラー(3D)印刷はこの原理をうまく応用した3Dやアニメーションが表現できる特殊印刷なのです。
レンチキュラーレンズの仕組みと構造
レンチキュラーレンズの表面は凹凸になっています。凹凸の数の多さ=表現力の豊かさにつながり凹凸はライン数とも表現されます。凹凸部は半円状の極小レンズが連なっており、凸部のレンズ上で画像が圧縮されることにより立体的な表現が可能となります。
当然ライン数が多ければ多いほど繊細な表現に向いており、逆に少ないと遠くから視認したときの表現力が豊かになってきます。(大判なポスターなどで有効です。)
レンチキュラーレンズのライン数が多いと、求められる印刷技術は高いものになってきます。
また高い表現力にはオペレーターの長い経験が求められてきます。
当社のレンチキュラー印刷技術は業界内での長い経験と高性能印刷機により実現されています。